初心者ゴルファー向けに「いつもパットがショートして悩んでいる人」へのワンポイントアドバイスを紹介します。

悩みを克服してゴルフ100切りを目指しましょう。

 

 

「いつもパットがショートして悩んでいる」

速いグリーン、遅いグリーンとありますが、「どのグリーンでもいつもパットがショートしてまう」と悩んでいる人がいます。ほとんどの場合、過去に速いグリーンで大きくオーバーしてしまった経験があり、そのイメージが脳にインプットされてしまっており、必要なストロークができていないことがほとんどです。

なんとかしようと道具(パター)を替えたりしますが、一瞬は効果がでますが、結局は、そのパターに慣れてくると元にもどってしまい、効果なしですね。

藤田寛之プロいわく、

「自分が打てないからと言って転がりの良いパターに替えても効果は一瞬。根本原因は自分が打てていないからなので、転がらないパターで感覚を取り戻して自分を変える。」

 

悩み克服方法

藤田寛之プロが言っているように自分の感覚を変えるしかありません。

多くの人は、振り幅を変えて距離を調整しようとしますが、これはあまりお勧めできません。人間は天性の素晴らしい感覚を持っているのでいくら振り幅を少し大きめにしても「ちょっと大きいかな」と思って緩めてしまい、ショートしてしまいます。

距離の調節は振り幅ではなく、スピード感で行うべきです。

長い距離を打ちたい時は、早く動かす必要があるため、握りの利き手に力を入れて振ります。

反対に短い距離打つ時は、力を緩めてスピードを出さないようにします。

「パットのセンスがない」と悩む人がいますが、センスよりも観察が大切です。

打った後にボールの転がり方を観察し、頭の中にしっかりインプットすることで距離感を養うことができます。

アマチュアゴルファーでパットを普段から練習している人はあまりいません。なので実際のコースでラウンドしている時にしっかりと距離感を磨く必要があります。

そのためには、打ったボールがどう転がり、どう減速していくかよく観察することが大切です。

例えば、野球のピッチャーなら、自分の持っているボールを見ながら投げるのではなく、キャッチャーミットを見ながら投げます。

どうようにパットでもボールがどのように進んでいくのか見ることで「もう少し力を入れてパットしよう」という風に学習することができます。

イ・ボミ選手のパットを観察すると、ボールをインパクトしながら、顔を左に向けて転がって行くボールを見つめています。

もう一つのポイントは、パットストロークのフォローをしっかり取るということです。

ストロークを取ることで一定のリズムと強さを保った振り子運動になり、スピード感をイメージしやすくなり、距離感を調節しやすくなります。

打つ前に素振りをすることで脳に直感的に距離感がインプットされます。

藤田寛之プロは、カップを見たまま素振りを繰り返すことによって目の左右差をなくし、より距離感をつかみやすくしています。