ゴルフスコア100切り目指す初心者ゴルファー向けに最も効果的なスタート前のパット練習方法について紹介します。
ラウンド当日の朝、ゴルフ場に到着後、受付を終わらせて着替えをしたあとは、スタート時間を待つばかり。「スタート前の時間は、どのように過ごしますか?」
スタート前は、パッティング練習を行う人が多いですが、「確かな目的をもって効果的なパッティング練習していますか?」
パット練習方法は、人それぞれでロングパットを練習する人、1メートルくらいの短い距離を繰り返し練習する人がいますが、この記事では、スタート前パッティング練習の目的とその効率的な練習方法について説明します。
パッティングが上達することで、1ラウンド35パット以下となり、スコアを改善することができます。
スタート前パット練習の目的
コースによって速いグリーンと遅いグリーンがありますのでスタート前に確かめておくことは大事です。
一般ゴルファーの間でも「グリーンが遅い」「グリーンが速い」という会話を耳にします。
スタート前は3メートルの距離を繰り返し練習し、グリーンの速さと距離感をつかむことで本コースでのパッティングに差がつきます。
グリーンの速さは芝を刈りこむ高さに大きく左右されます。
プロのトーナメントでは速いグリーンにするために早朝からグリーンの芝の刈る方向を変えて2回極限まで低く刈り込む「ダブルカット」をして、その上に転圧ローラをかけてグリーン表面を硬くして速さを増しています。
スタート前のパッティング練習の目的は、グリーンの速さと距離感をつかむことです。
短いパットばかりを練習するのは、距離感をつかむには効果的ではありません。
一方、ロングパットの練習は距離感という面では良いかもしれませんが、1ラウンド中に何回その距離を打つのか考えると「時間があればやる」という程度で考えます。
練習グリーンでパッティングの目的は、グリーンの速さと距離感をつかむこと。
豆知識
「グリーンが遅い!」というクレームを聞きますが、「グリーンが速い!」というクレームはないのでグリーンが速ければ速いほど「良く整備された良いグリーン」と思われているようです。
グリーンの速さと転がる距離は下記の表の通りです。
グリーンの速さを測定するには「スティンプ・メーター」という器具を使用します。
グリーンの速さはフィートで表しますので、メートル法で換算します。
*1フィート=30.48センチメートル
一般のゴルフコースのグリーン速さは8フィート、プロトーナメントは10~11フィート、マスターズのような速いグリーンは12フィートです。
グリーン速さ | ボール初速(m/s) | ||||
フィート | レベル | 2 | 3 | 4 | 5 |
8 | 一般 | 1.6m | 2.7m | 3.9m | 5.3m |
9 | 1.7m | 3.0m | 4.5m | 6.2m | |
10 | トーナメント | 1.9m | 3.4m | 5.2m | 7.2m |
11 | 2.0m | 3.7m | 5.8m | 8.1m | |
12 | マスターズ | 2.2m | 4.2m | 6.7m | 9.6m |
ゴルフ100切りスコアアップ講座 スタート前パット練習
- おすすめは徹底的に3メートルのパットを繰り返すことです。
この距離なら距離感が身に付きますし、ラウンド中は、この距離の頻度が一番多いと考えます。
上級者であればアプローチで1メートル以内に寄せることが多いかもしれませんが通常3メートルくらいの距離が残ると思います。
そうすると3メートルのパットが入るか入らないかが100切りできるかに直結します。
- 3メートルの練習ではカップに入れるのではなくて、前後10cm以内に止める練習をします。
練習でカップに入れることを目的とすると強めのパットとなり、距離感が強めとなってしまい、ラウンドでオーバーしてしまうことになります。
練習グリーンよりもコースグリーンの方が速いと錯覚してまうのは、これが原因です。
練習グリーンよりもコースグリーンも同じ速さにセッティングしてあります。
1、徹底的に3メートルのパットを繰り返す。
2、3メートルのパッティング練習ではカップに入れるのではなくて、前後10cm以内に止める練習をする。
スタート前のパット練習は3メートルで速さ、距離感をつかむ
まとめ
- スタート前の練習グリーンでは徹底的に3メートルのパットを繰り返す
- カップに入れるのではなくて、前後10cm以内に止める練習する。
私も以前はスタート前に長いパット、短いパットを一通りやっていました。
また、カップに入れる練習をしていました。
コースのグリーンと練習グリーンとで距離感が合わなかったのは、実は練習グリーンでの練習方法が良くなかったのですね。
次回の講座は第5回ゴルフスコア100切りスキルアップ講座パットの基本とライン読みのコツです。
どうぞ参考にしてください。
実はパッティングを見直すことが、スコア100切りの一番の早道ですね。
個人差はありますが、正しく指導を受けて練習することで3ラウンド以内にパット数が30パット以下になります。
パットの名人と仲間から呼ばれたりすると、チョットした優越感ですね。
パットが調子良いとコンペでも良い成績を得るチャンスがグーンと上がります。
コンペの賞金を家に持って帰って奥さんや子供に自慢するのが最高の瞬間ですね。
毎回、コンペの後でこれを味わいたいです。
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