スコア100切りを目指している初心者ゴルファー向けドライバーのスライス対策を紹介します。

ほとんどの初心者ゴルファーの悩み「ラウンド中、右に大きく曲げてOBを打ってしまうことがよくあります。スライスを直すには、どうすればよいですか?」について、その解決のコツを解説していきます。

ティーショットのスイングが上達することでOBの回数が減り、トリプルボギーの回数が減ります。

りょうりょう

スコアが100切り達成できている人とそうでない人の大きな違い、100切りの条件は2つです。

100切り条件

  1. スコアが100切りできる人は1ラウンドでトリプルボギーは2回以内。
  2. スコアが100切りできる人はトータルパット数35以下。

スライスの種類

スライスには3種類あります。現在悩んでいるスライスがどのタイプであるか知った上で対策することが重要です。

1-1.プルスライス

プルスライスとは、ドライバーでインパクトしたゴルフボールが左に飛び出して、右に帰ってくるタイプのスライスのことです。ゴルフ初心者の多くは、このスライスに悩んでいます。

このスライスは、左に出て右に帰ってくるため、大けがをする可能性が一番低いスライスです。

プルスライス

1-2.ストレートスライス

ストレートスライスは、ドライバーでインパクトしたボールが真っ直ぐ飛び出して、右に曲がってしまうタイプのスライスのことです。このタイプのスライスはゴルフ中級者である程度スイングができているゴルファーに発生するスライスです。

深いラフやハザードにハマることが多くなり、OBになる危険性もあります。

ストレートスライス

1-3.プッシュスライス

プッシュスライス

プッシュスライスは、インパクトでボールが右に飛んでしまい、その後さらに右に曲がってしまうというタイプのスライスのことです。

このスライスが一番最悪と言えるスライスで、ほとんどがOBになってしまい、スコアメイクどころではなくなってしまうミスショットです。

ゴルフ100切りを目指していくためには、直ぐに修正しなければならないミスショットです。

 

ゴルフ100切りスコアアップ講座 ドライバーのスライス対策

スコア100切りのためには、ティーショットでOBになるミスショットは禁物です。

インパクトの瞬間にフェースが開いていると、ボールに右回転のスピンがかかり、スライスになります。

それでは、ゴルフ初心者が最も悩んでいるスライスの練習方法(コツ)を紹介します。

 

スライス克服練習法 その1

ゴルフ初心者のスライス原因の大半は、下記写真のようにスイング軌道がアウトサイドインになり、クラブフェイスが開いていることです。

正常なスイングの良いインパクトは下記図①のような状態です。

【図①正常なスイング】

 

ゴルフ初心者の場合、遠くへ飛ばそうという意識が働き、力み過ぎてインパクトを迎える時には下記図②のように体が開き、右腕、右肩が突っ込んだ状態になり、いわゆる「振り遅れ」というスイングになることが多い。

図②の状態にならないようにするためには、インパクトを迎えるまでは、頭をボールの後ろに残して体重移動した左足で踏ん張れるように練習をしましょう。

【図②突っ込み振り遅れ】
 
Point

ゴルフ初心者の多くのスライス原因は、スイング軌道がアウトサイドイン。遠くへ飛ばそうと力み過ぎて突っ込み、振り遅れている。

スライス克服練習法 その2

2つ目のスライスの原因は、グリップが ウイークグリップになってしまっていることが多いです。

ウイークグリップとは左手のグリップが開いて握っている状態です。

これは正しいグリップを知っている人から指摘を受けないと意外と分からないポイントです。

【ウイークグリップはスライスになりやすい】

【適正なグリップ。両手のV字が右肩方向に向く】

 

Point

2つ目はスライスの原因は、ウィークグリップになっている。

 

スライス克服練習法 その3

3つ目の対策は、アームローテーションを行うことです。

具体的に言うと①テークバック→②ダウンスイング→③フォロースルー→④フィニッシュというスイングの流れの中で左腕と右腕を車のハンドルを回すようなイメージです。テークバックの時には右回転(時計周り)、ダウンスイング、フォロースルーの時には左回転(反時計回り)にローテーションをします。

このアームローテーション(下のイメージ図)によりインパクト時にクラブフェイスが開いてしまうことを防ぐことができます。

【アームローテーションのイメージ図】

 
Point

3つ目はアームローテーションを行う。

まとめ

ゴルフ初心者のほとんどが悩んでいるドライバーのスライスについて説明しました。

遠くへ飛ばそうと力んで突っ込んでしまうのが一番の原因になっています。

意外とグリップもウイークグリップになっていることもあります。

アームローテーションがうまくできるようになると中級者の仲間入りです。

スコア100切りへの早道

スコアで100切りできるとコンペで良い成績を得るチャンスがグーンと上がります。

コンペの賞金を家に持って帰って奥さんや子供に自慢するのが最高の瞬間ですね。

毎回、コンペの後でこれを味わいたいです。

そのためには、正しいスイングを練習場で指導してもらうことです。

スコア100切りできない人の共通点は、正しいスイングを知らずにひたすら練習場でボールを打ち続けていることです。

これでは、ますます悪い癖がついて悪化します。

スコア100切りへの早道は、自分のスイングの癖を正確に分析して、正しく指導を受けて練習することです。

個人差はありますが、スコアが110台の人であれば、正しい指導を受けると2~3ヶ月で100切りできます。

だんだん上手くなると面白くなってきて、どんどん成長していけるわくわく感が味わえます。

ひとたびスコアで100切りの壁を突破すると、不思議と自信がついて、その後も100切りが容易にできるようになります。

アマチュアゴルファーの2割しか達成できないスコア100切りを達成するのは、ちょっとした優越感ですね。

さらには後輩や同伴競技者にもアドバイスしてみたりする余裕も出て、生涯わくわく楽しいゴルフライフを送ることができます。