世界的に有名なゴルフインストラクターのデビッド・レッドベターさんが書かれた究極のゴルフレッスン書を見つけました。

この本に書かれてある内容は、初心者ゴルファーにとって非常に重要なポイントが盛り込まれており、まさしく究極のレッスン書であると思いますので紹介します。

スイング・テクニックの難しい側面についてアマチュアゴルファーに分かりやすく解説する能力は非凡であり、またゴルフはあくまでも楽しむためのゲームであることも見失わないで解説しています。ゴルフ初心者には必見の書です。

ゴルフはある意味難しいゲームですが、練習を積み重ねてナイスショットが出れば、大きな喜びと満足を与えてくれる楽しいゲームです。

あらゆるレベルのゴルファーが持てる潜在能力を100パーセント生かしてより楽しくプレーするために必要な、役に立つテクニックが紹介されています。

ゴルフスイングの基本(必見!ゴルフ初心者)グリップ編

 

グリップ

正しいグリップは正しいスイングを生み、常に芯をとらえたなっ直ぐなショットを打つことを可能にする

引用:ベン・ホーガンの言葉 レッドベターの100パーセント・ゴルフ

グリップはゴルファーとクラブを結ぶ唯一の物理的な接点であり、グリップは腕の振りと体の回転運動の勢いをシャフトに伝え、増幅させる重要な仲介役です。

ボールの飛距離を決める主要素は、スイングの質とタイミングであり、インパクトでヘッドスピードを最大限に上げてボールをしっかりとらえることです。

そしてそのカギがグリップです。グリップはスイングのパワーを生む源泉となります。

ゴルフ初心者は、ゴルフスイングの基本原点である正しいグリップを知っておく必要があります。

左手がカギ

世界のゴルフアカデミーにやってくるゴルファーの75パーセントは、間違ったグリップをしているようです。ゴルフ初心者の大多数は(右利きの場合)、左手の位置に問題があります。

大半の初心者ゴルファーは左手のひらの中央部でクラブを強く握るため、左手首を自由に使うことができず、正しいコックは不可能で、スイングパワーをクラブヘッドに伝達することができていない。

初心者ゴルファーは、クラブをソールしてからグリップを握る人が多いですが、そうするとグリップを左手で深く握りがちになってしまいます。

それを避けるために、まずはクラブを体の前で45度の角度で持ってから、グリップを握る習慣を身に着けます。

クラブを左手の中央部に置いて握ると手首はテコとしての機能を失い、ショットの距離も方向も安定性も失われてしまうので

写真が示すようにグラブに2本線を描き、シャフトが手の正しい位置にくるようにします。

シャフトを4本指の第一関節の基の部分に対して斜めに置いて握るようにします。

これで手首は十分にコックでき、テコの作用を生かすことができるので、楽なスイングで安定したナイスショットを連発できるようになります。

左手の位置を正しくするだけでスライスは直り、飛距離は確実に増します。

間違ったグリップ

左手で深く握ってしまう。クラブをソールしてグリップを握るとこうなり易い。

正しいグリップ

クラブを体の前で45度の角度で持ってから、グリップを握る。

赤い線のところでグリップを握る。

手首は十分にコックでき、テコの作用を生かすことができる

完璧なグリップへの5つのステップ

1、体の前でクラブを持ち、リーディングエッジは飛球線に対して直角で、時計の12時を指す。グリップは左手の指の上に置き、小指の付け根のすぐ下の部分と人差し指の第一関節を結んだ直線上にくる。

 

2、グリップを握ったら、中指から小指までの3本指で軽く締める。この際、左手の親指と人差し指は密着し、手の甲の関節が二つか三つ見える。

3、左手の親指と関節を結ぶ線は、右目の方向を指す。

 

4、右手を広げ、左手に合体させるときにクラブが中指と薬指の付け根の部分にできる”溝”に収まるのを確認する。右手を閉じるとき、左手の親指は右親指の付け根にできる小さな窪みに入り込む。こうして右手にできる線は、左手にできた線に対して平行線を描く。

5、最後に右手の人差し指を引き金状にまげてシャフトに絡める。両手でクラブをきっちりと握ることは必要ですが、強く握り過ぎてはいけない。グリップは常にクラブヘッドの重さを敏感に感じられる程度に握る。

まとめ

ゴルフ初心者にとって、正しいグリップを知ることが先ず最初のステップです。

正しいグリップでクラブを握ることで正しいスイングが可能となり、常に芯をとらえた真っ直ぐなショットを打つことができます。